項目
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検査の説明
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おもな疾患
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Fe
(血清鉄)
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血清鉄は赤血球中のヘモグロビンを作る材料です。そのため、不足すると赤血球も作られなくなり、貧血となってしまいます。この貧血を「鉄欠乏性貧血」といいます。
女性の場合は月経によって鉄分が多く流出してしまうので、貧血に陥りやすい。また、スポーツによって汗から鉄分が流出するので、特に成長期には注意が必要です。
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増加:再生不良性貧血、肝硬変など
減少:鉄欠乏性貧血など |
Tf
( トランスフェリン)
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トランスフェリンは、血管内でFeと結合して運搬する役割を担っています。このトランスフェリンは肝臓で作られるため、肝疾患などで減少します。また、鉄欠乏性貧血のようにFeが減少するとトランスフェリン量は増加します。 |
増加:鉄欠乏性貧血など
減少:再生不良性貧血、肝硬変など |
フェリチン
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フェリチンは血清鉄を細胞内に貯蔵して、血中の鉄分が不足してきたら貯蔵した鉄を血清中に送る役割をしています。この検査によって、細胞内に貯蔵されている鉄の量がわかります。貧血になるまでの過程を示しますと、
フェリチン(貯蔵鉄)の減少→血清鉄の減少→ヘモグロビン量の減少 というふうに貧血の最初の過程はフェリチンの減少から始まります。この状態を放っておくとどんどん進行して鉄欠乏性貧血となってしまいます。
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増加:再生不良性貧血、肝硬変など
減少:鉄欠乏性貧血など |
TIBC
(総鉄結合能)
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TIBCは鉄の血中総運搬能力をみる検査です。
TIBCはトランスフェリン量と相関するため 、鉄欠乏性貧血になると値は上昇します。
理論的にはTIBC=Fe+UIBC という式が成り立ちます。
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増加:鉄欠乏性貧血など
減少:再生不良性貧血、肝硬変など |
UIBC
(不飽和鉄結合能)
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UIBCはトランスフェリンがFeと結合していない量と相関します。よって、この値が上昇しているということは、Feの減少を意味する為、鉄欠乏性貧血の指標として用いられています。 |
増加:鉄欠乏性貧血など
減少:再生不良性貧血、肝硬変など |